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MYSTERY RANCH Maniac

ミステリーランチの研究ブログ

FLATHEAD PACK【Review】

FLATHEAD

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 以前お伝えしたFreak's Storeの別注第二弾、FLATHEADを入手しましたので詳しくお伝えします。

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FLATHEADはVEGAに続くFreak's Store特別モデルで、昨今珍しくなってきたMade in USAというのが売りのひとつです。

ただし、VEGAがそうであったように完全新規設計というわけではなく、先日のORで発表されたばかりのFRAZIERという未発売モデルがベースになっているとの事で、一足早く2017年モデルに触れる事ができる非常に興味深い製品と言えます。

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FLATHEADはトップローディングタイプのデイパックで、普段使い用とされていますがタグではMountainラインの製品ということになっています。開口部は昔流行った貯金箱の様に正面に向かって開くタイプで、KletterwerksのFLIPをひと回り小さくした様なパックです。

VEGAと比較するとサイズはほぼ同じですが、VEGAの1.20kgに対してFLATHEADは0.96kgと200gほど軽くなっています。

 

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 フロントビュー。

まず目を引くのはカラフルなFSパッチ、、ではなく、パック正面を覆う大きなパネル。Gunfighterや旧SweetpeaのStick-itを彷彿とさせる構造ですが、機能や作りは全く異なっています。これについては後述。

2つの写真を比較して頂ければ分かりますが、空荷の状態ではMysteryRanchパッチが隠れて見えないだけでなく、U字型のジッパーの角度が変わることで顔つきが微妙に変化するのが分かります。

 

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サイドビュー。

パックの両側面にはPALSが縫い付けられており、MOLLEなどの装備を装着する事ができます。

また正面のパネルから伸びるストラップがサイドコンプレッションとして機能しています。

 

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リアビュー。

心配していたハーネス周りについて、やはりというべきかFuturaシステム非搭載のFixedハーネスでした。ウェストベルトも用意されておらず、取り付ける仕組みもありません。

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とはいえ、リフターストラップは健在で引き絞れば写真の様に理想的な湾曲を与える事ができます。

今回のハーネスの肩部分にはちゃんとプレートが入っており、背負った印象はむしろFuturaヨークを装備するVEGAより良好でした。

Futuraシステムは背面長を合わせるシステムに過ぎず、ハーネスの形態や硬さが重要だという事を改めて感じます。

 

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コンパートメントはメインとトップリッド内のポケットの2つ。

トップリッド内のポケットに仕切りやチェーンはありません。

メインコンパートメントは公称19Lですが、フルロードの25Lのドライバッグを詰める事ができます。

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内部にはVEGA同様に仕切り(オーガナイザ)が2つあり、それぞれゴムバンドの絞りがついています。

バックパネル側に見える引き手のないジッパーは収納ではなくMysteryRanchお得意のアクセスホールで、中にはバックパネルの形状を維持するためのY字型のプレートが入っています。

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大きなポケットは17インチの、小さな方には13インチのラップトップがそれぞれピッタリ入る程度の大きさがあります。

ただし大きなラップトップだと前述のジッパーが筐体に干渉するのと、そもそもパック内部にクッション素材は皆無なためラップトップケースが別途必要になると思います。

容量自体は写真の様にラップトップ二台に加え、更に電話帳レベルの本を2冊ほど持ち運べる余裕の容量です。

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上に出ているコードはハイドレーション用。

写真は3LのHydrapakですが、この様に中に吊るしておく事ができます。

(ちなみにMysteryRanchで扱っているハイドレーションがいつの間にかCamelbakからHydrapakになってますね。)

ハイドレーションのチューブはコードの上にあるスリットからパックの外に出すことができ、

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この様に左右どちらのハーネスにも持っていく事ができます。

こうしたハイドレーションへのこだわりはいかにもMysteryRanchらしい部分ですが、チェストハーネスは旧型でチューブの固定はできず。VEGA同様、チューブの固定具は別途用意せよというやや中途半端な構成です。

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特徴である正面のパネルは、パックとの間に今期から多様されている伸縮性の素材でマチがついており上着などを収納する事ができます。

従来のStick-itはパネルの底部が繋がっているだけだったため左右に張り出した物品も運べた反面、小さな物は横から落ちる可能性がありました。今回の設計ではしっかりとしたポケットになっており、パネルに挟む事の出来るものは限られますが中身をしっかり保持してくれる様になっています。

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ポケットの大きさは1LのNalgeneが2本入る程度で、パーカーなど厚手の上着も入れる事ができます。

 

ここまでざっと紹介致しましたが、良い点悪い点を列挙します。

◯良い点

・サイドコンプレッションのおかげで背負った時のスタイルがいい。

Futuraシステムが無い分重量バランスがよく、軽く感じる。

・Fixedハーネスが思ったより快適だった。特に肩周りにプレートが入っているのが素晴らしい。

・パネルポケットはやっぱり便利。

◯悪い点

・構造的な問題として、開口部が小さすぎる。容量の割に出し入れがしずらい。

・ジッパーの両端についていたリボンが廃止され、ジッパーが閉めにくい。

・ポケットが少ない。リッド裏にもう一個くらいあっても良かった。

・毎度思うがメインコンパートメントのオーガナイザがだらし無さ過ぎて引っかかるので邪魔。潔く無くすかもっとテンションを掛けるべき。

・メインコンパートメント内のアクセスジッパーが邪魔。

・PALSの幅が中途半端。

特にPALSについては誤解のない様説明すると、、

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この様に一見4x3のPALSに見えますが実は左上や右下のスロットは横幅が狭過ぎて使えません。

従って実際機能するのは2x3です。これは結構重要な事で、例えば同社のIFAKやRFAKは横3スロットなので素直には装着出来ません。

4x3にするには幅が足りなかったのでしょうが、それなら最初から3x3で付けてくれればもっと多くの製品に対応出来たはずです。

どうせ飾りなんだから、という事なんでしょうか(怒

ロッドによるのかもしれませんが、横3列以上のPALS製品と組み合わせる予定のある方は要問い合わせです。

 

うーん、また文句の方が多くなってしまった、、。

全体的な印象は、別注品らしい「ちぐはぐ」さでしょうか。

恐らくトレラン用の軽量パックとして設計されており、やけにしっかりした作りのハイドレーション周りからしてデイリーユースやタウンユースというには無理があります。PC用のオーガナイザは恐らくFRAZIERでは想定されておらず、荷物の出し入れに邪魔なだけ。付けずに軽量化を追求しても良かったんじゃないか?とも思えます。

PALSはもう、アウトドア用のパックをタウン仕様にしてミリタリーな味付けにしてみましたって本家でも書いてあるので、あくまで味なんだと理解。

 

とはいえ、背負い心地の良さと格好良さはいい意味で意外でした。

ちなみにタグによると、これまでの表記を踏襲しているなら1ロット100個製造しているようです。

限定生産らしいですが、前回同様後出しで色違いが出てくる可能性も否定出来ません。

 

 

 

MysteryRanch FLATHEAD: ★
☆☆☆☆☆ 情報が乏しく、モデル名・使用用途が不詳な物。
☆☆☆☆ カタログに記載はないが、ネット上に情報のある物。
☆☆☆ 過去カタログに記載されていたが廃盤となった物。
☆☆ 現行品だが国内での入手が難しい物。
☆ 正規取扱店で入手が可能な物。
★ 別注・限定品。